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『ジェシーを殺れ!』…。これじゃやっぱダメですよね [映画やドラマ (アメリカのやつ)]

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組)

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組)

2007年アメリカ/監督:アンドリュー・ドミニク
  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
南北戦争後のアメリカ。伝説のアウトロー、ジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)に幼い頃から憧れ続ける若者ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)は何とかジェームズ一味へと近づき、彼から仲間として認められるようになる。しかし、運命はいつしか狂い始め、憧れは裏切りへと変わり、ついにはジェシーの暗殺を企てるようになる…というお話。

この映画の原題は『The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford』で、直訳すると『臆病者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームズの暗殺』になりましょうか。ほんで、ジェシー・ジェームズもロバート・フォードもれっきとした実在の人物で、この映画って史実をもとにしたものだったのね…。観るまで全然知らなかった。

それにしても、日本語の「の」っていう助詞は使い方が難しい。この邦題だとジェシー・ジェームズが暗殺されたのか、あるいはジェシー・ジェームズが誰かを暗殺したのか紛らわしい…のは間違いなくオレだけですね。ちょっと考えればすぐ分かる。

この映画は160分近くあって、とーにーかーくー長い。でも、スケール感たっぷりにアメリカ中西部の自然をどっしり壮大に描いてるのは嫌いじゃないです。むしろ好印象。ただ、前半は人物の相関が分かりにくい上に、観終わってから考えるとわりとどうでも良いようなことがクドクドと述べられるのは勘弁して欲しい。その分を、ブラピ演じるジェシー・ジェームズが暗殺される(ネタバレじゃないからね!)あとのロバート・フォードとその兄弟の生き様をもう少しゆったり撮れば、かなり見応えがあったんじゃないかなぁ。クライマックスに向けての緊張感と切なさがとても良いだけに、なんだかバランスが惜しい感じです。

卑怯者ロバート・フォード役のケイシー・アフレックの演技が絶賛されているようで、確かに、その線の細さの中に激情を秘めている雰囲気なんかは上手いなあと思った。けど、役作りかなんか知らないけど、妙に上ずった声でずーっとしゃべるのはちょっと嫌だった。
出産祝いにもぴったりな世紀の傑作『トゥルー・ロマンス』で、主人公クラレンスの親友ディック・リッチーのルームメイト役を演じたことで(オレには)おなじみのブラッド・ピットは、すごく良かったと思う。この人がこの映画みたいに髪を黒くして口ひげを生やした姿をものすごく遠くかつ正面から見ると、野球選手のイチローに本当にちょっとだけ似てるのはここだけの話です。
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