またまたこの話。しつこ過ぎる。 [映画やドラマ (アメリカのやつ)]
そういえば、こないだ早稲田松竹で3回目を観てくることができたんで、改めて軽く感想を書いていいスか?ああ、勝手に書けよ馬鹿ですよね。すいません。
やっぱり何度観てもヤバいです。陳腐な表現だけど、クリスの生き様に胸が熱くなる。家族とのすれ違いに切なくなる。何もかもが心に響いてきて、さすがオレのショーン・ペンだ万歳!!
と、今まで幾度となく絶賛してきたんですけど、この映画を観ても「ただの世間知らずの話でしょ。それほどでもないんじゃない?」っていう人も沢山いると思う。それもよく分かってるつもりだし、そういう感想をもつことだってもちろん全然構わないです。構わないとか、おまえ何様?
自分がこの作品に心酔している理由は、自分の極めて個人的な体験やウジウジした思いがクリスの人生を通じて(自分がああいう結末になりたいというわけじゃないけど)ひとつの形に昇華されるように思えるからだと考えます。エチケット袋の準備はよろしいですか? ちょうキモい言い方をするなら、映画の中で慰められる気がするし、勇気づけられる気もするんです。オエーッ。
その芸術の形態が映画であれ小説であれ何であれ、ひとつの「物語」を人が観たり読んだりするときは、多くの場合に自分の経験と重ね合わせて味わっていると思う。きわめて当たり前の話ですけど(あ、もちろんSFとか犯罪物とか、自分の現実と正反対のものを味わうってこともあるけども)。で、物語と自分の想いとをどう重ね合わせるか/合わせないかというのも、経験が人それぞれなように、千差万別なんじゃないかしらん。そういった中で、物語とのシンクロ率が高ければその作品は(その人にとっての)「名作」になりうるわけで、そんな観点だったら他人の評価とかはわりとどうでも良いはず。
かようなわけで、この映画はオレにとっての超名作です。よく分からない芸術論ありがとう! どういたしまして!
レンタル貸出中続きだったけど、ようやく鑑賞しました。こういう映画を嫌う人もいそうだけど、またしばらくしたら観たい映画に感じた、そして、久々に聞いたエディー・ヴェダーも渋くていいっすね。
ということで、(アフリエイト収入がいかほどかは知りませんが)ビキリンクを辿ってAmazonで購入しちゃいます。
by HOSS (2009-03-16 00:27)
うわー。観てくれるだけでも充分なのにアフィってくれるとは…。どうもありがとう!
たぶん何十円かオレはリッチになれるから、うまい棒をおごってあげる。
でも、この映画を観てくれる人が増えるのはほんとに嬉しいな。ヴェダーさんのサントラも良かったら焼きます。焼かせていただきます!
by ビキ (2009-03-17 01:41)
サントラのご好意どうもです。お気持ちだけ頂戴いたします。
DVDついでにサントラもカートに入れてしまいました。
なぜって、以前、このブログでサントラ記事を見かけた気がしたので、レンタル頼むこともできたけど、昔からレコード会社/エージェンシー泣かせでファン想いのヴェダーさんを裏切るわけにはいきませんので、ちゃんとお金払ってみました。
by HOSS (2009-03-18 22:15)
>ヴェダーさんを裏切るわけにはいきませんので、ちゃんとお金払ってみました。
その心意気に乾杯です。
そう言われれば、ヴェダーさんは何かと揉めてたような気がするね。
DVDが届いたら、おまけのフィルムがどのシーンだったか教えてくんろ。
by ビキ (2009-03-19 23:41)
不在続きだったので、本日DVD受取りました。
で、おまけのフィルムですが、小生もギター弾きの女の子が写ったフィルムだといいなぁなんて期待は、一瞬にしてズタズタに叩きのめされました!
なんせ、全コマ、主人公が仕留めた鹿の肉片ですから! しかも血まみれ(>_<)
ウジがわいているカットでなかったのが不幸中の幸いと考えるべき!?
by HOSS (2009-03-21 00:39)
あんまりだ、あんまりだ…うぅ (ラストのほうのクリスのセリフを借用)。
普通そういうシーンは除外しているものだと思ったけど、「そういう残酷なカットを含めて、人間と自然との対峙を描いたこの映画なのだよ」というDVD制作側の深い意図!? 絶対ちがうね…。
by ビキ (2009-03-21 15:20)