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なめてましたすいません [映画やドラマ (アメリカ以外のやつ)]


戦場でワルツを 完全版 [DVD]

戦場でワルツを 完全版 [DVD]

2008年イスラエル、ドイツ、フランス、アメリカ、フィンランド、スイス、ベルギー、オーストラリア/監督:アリ・フォルマン
  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
映画監督をしている男(声:アリ・フォルマン)は、ある日、若かりし頃の記憶が突然にフラッシュバックする。イスラエルの国軍に所属し、レバノンの浜辺にいる自分。しかし、なぜそこにいたのか、どんな任務だったのかが思い出せない。当時の同僚らを訪ね歩くと、意外な真相が…というお話。

たまげました。震えました。完全に見くびってました。本当にどうもすみませんでした。確か、何年か前に『おくりびと』とアカデミーを争ったとか何とかで名前だけは覚えてたんですけど、それほど観ようとは思っておらず。ただ、こないだ何の気なしに借りてみたら、そのクオリティにびっくりした。あと、どうでもいい情報として、『おくりびと』はまだ観てません。

日本やアメリカのアニメとは違う、なんて言うのかな、オレの文章力が小4以下なので上手く伝えられないんですけど、このアニメーションにはかなり独特なものを感じました。そんなにダイナミックな色使いや動きがあるわけではないのに、とても魅力的で繊細。影の使い方だろうか。うーん、こればっかりは観てみてとしか言いようがない。イスラエルのアニメ事情は知る由もないので、これがお国柄なのか、それともこの監督独自のテクニックなのかは判断つきかねますが、ちょっと中毒性があるような表現法だった。

そして内容。オレの世界史知識が小3以下なので、例の中東のいざこざは平均的ジャップ以下のレベルでほんとによく分からないんですけど、あの紛争をテーマとしています。それがサスペンスタッチでじわじわと明らかにされて、最後にガツーンと。そのインパクトったらなかった。もしちゃんとした予備知識をもった人が観たら、その衝撃度はさらに倍増したのではなかろうか。とにかく、おしゃれアニメと見せかけて、静かに、けれど毅然と戦争の惨禍を告発するこの鋭さよ。なーむー。
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