こないだの蒸し暑い日、東京・日比谷にある高橋コレクション日比谷という小さなギャラリー(?)にて、「誠がいく、尚がいく、晃がいく-ミヅマ三人衆ジャパンを斬る-会田誠+山口晃+天明屋尚」(現在は終了)を観てきました。もともと、山口晃の絵がすごく気になっていたのと、入場料が500円と安かったから。ゲヘヘ。



ボリューム的には、三人の作品がそれぞれ3~4点ずつと予想以上に少なかったけれど、山口晃の絵を初めて観れたから満足です。



なんかね、作品の雰囲気はよく歴史の史料集で見るような日本の中世の絵巻物風なんだけど、よーく見てみると馬とバイクが合体してる乗り物があったり、中世の職人風の人たちが現代のハイテクロケットを造っていたり…。正直意味が分からないです。でも、まるで漫画みたいな人物描写とか、そのハイテクっぽさ(?)がやたらと好みなんで気に入ってます。そう、ダジャレじゃないけど、山口晃(あきら)の絵を眺めていると、自分はいつも大友克洋の『AKIRA』を連想してしまう。ぜったい似てるんだってば。



たぶんこの三人の中ではいちばん有名であろう(とオレが勝手に考える)会田誠も、初めて本物の作品を観たよ。この人が描く女の子も、やっぱどことなく漫画っぽい気がする。気のせいかしらん。


天明屋尚という画家は、さすがになんちゃってアート好きのオレだけあって、このときまで知りませんでした。作品自体にはピンとこず、会社勤めを経て画家っていうのは珍しい経歴だなあと、ただ思った。