バイクの気温計によれば、この日の走り出しの気温は3℃。前と同じように東京・大泉から高速に乗ったけど、脚が寒くて寒くて。マゾっ子ライダーの面目躍如でござる。 |
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途中の佐野サービスエリアで休憩エンダァ朝飯。例によってデカいバイクがいっぱいいた。おまえらこんな寒い中で単車ってアホかよ。うん、オレもだけど。 |
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向こうからトコトコ近寄ってきて、おとなしく頭をなでられながら、オレがほおばる明太子おにぎりをじっと見つめていた彼/彼女は、処世術とでもいうべきものを身につけていたように思う。
この後、鹿沼I.C.で高速を降りたわけですけど、その直後にバイクのトラブルが発生。液晶インジケーターの水温計が一番上まではね上がって点滅、すなわちオーバーヒートです。おまけに、低速時のバイクの挙動がおかしい。クラッチがつながるときに車体がものすごくガクガクし、実際に「ガコガコ」いってる。「狼狽」という単語を辞書で引いたときに、その単語の項に併せて載せておきたいような表情しながら、僕ちゃんはバイク屋に半泣きで電話、とりあえずエンジンを冷まして、オーバーヒートはなんとか収まりました。ただ、そのときにクーラント(冷却水)が減ってしまったので、地元の人に教えてもらった南海部品(バイク用品店)に買いに行ったりして、つごう2時間ぐらいのロス。なんてこったい。それと、低速時のガコガコは、この日ずっと収まらず、結局後日バイク屋にて修理しました。オーバーヒートは関係なく、クラッチシューとクラッチアウターの偏摩耗によるもの。詳しくはまた暇なときにでも書くかも。どうせおまえいつも暇だろうとか言ーわーなーいー。 |
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ほうほうの体(てい)でたどり着いた栃木県立美術館。前回来たときは閉まっていて、東京から来た間抜けが入れなかったとこです。さすがに県立だけあって立派で、中もとても綺麗だったよ。 |
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正直に言おう。バイクのことが気がかりで、展覧会どころではなかったです。美術館を出て駐車場に行ったら自分のデカスクがとんでもないことになってるんじゃないか…、もしかしたら2度とエンジンがかからないんじゃないか…、帰りの高速は大丈夫なのか…。からだ版画の前にあり、心ここにあらず、わが精神、ひとときも休まらず。無駄に詩的に言わなくていいから。 |
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とまれ、今回のスミオ展も世田谷美術館で見たときと同じぐらいのボリュームで盛りだくさんでした。どれもが素敵な作品だけれども、やっぱりオレは「アラスカ物語」に強く惹かれます。
ちなみにお土産ポストカードの右側(おっぱいのほう)は、川上澄生作品ではなく、栃木県立美術館所蔵の橋本邦助という人のもので、1907年の「秋の花」という絵。それを含めて、常設展もなかなか。 |
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昼飯として、美術館と同じく前回のリベンジとして「正嗣」にも行ってきました。今度は駅前ではなく、ロードサイド店を狙って襲撃。すると、午後1時ぐらいっていうヤバそうな時間帯だったけど、それほどは並ばずに、店内でちょびっと待つと餃子にありつけました。 |
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正直に言おう。バイクのことが気がかりで、餃子どころではなかったです。
いつも以上にうつろな目つきで食べた感想としては、うん、オレが想像していた「宇都宮の餃子」っぽい。ちょっと小ぶりで皮がパリパリ。美味しいです。焼餃子と水餃子を一人前ずついただきました。 |
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(アシがあるなら)県立美術館と近い鹿沼市の川上澄生美術館にも、もちろん行ってきました。バイクで10~15分ぐらいだったかな。
こっちの美術館でそのときやっていた展覧会は、版画のもとになった川上先生のスケッチなどが中心。 |
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正直に言おう。バイクのこ…もういいっつうの。
この日はちょっとまあ落ち着かない心持ちだったのでアレでしたけど、やっぱここ良いわー。展示の規模は上述の県立美術館とは比べようもないぐらい小ぢんまりとしたものながら、空間の濃さというか、作品と向き合ってる感じが強いのはこちらでした。別に優劣をつけるようなもんでもないですけど。さて、次はいつ行こうかな!
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