オレが潜伏する西東京市から鹿沼市まで、バイクに乗って2時間ばかしで着きました。【大泉I.C.→外環道→東北道→鹿沼I.C.】というルート。ひとりで朝7時ぐらいに出たよ。
途中、急におしっこがしたくなったのと、その名前の響きが面白かったから「都賀西方(つがにしかた)」というパーキングエリアにて休憩です。なんかでっけーバイクがいっぱいいて怖かった。国産の、中型の、スクーターの分際で高速に乗っちゃって、どうもすいませんねぇぇぇ(排気量ヒエラルキーの囚人)。 |
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鹿沼I.C.で降りてからは、道に出ている看板に従って走るとすぐに到着。前日、ルートを猛暗記したオレの努力はいったい…。 ともあれ、お久しぶりです川上先生! |
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川上澄生美術館は、二階建てでそんなに大きくはないけれど、ご覧の通りとっても洒落ています。で、中がもっと趣があって、さらに素晴らしいんだ。入館料も300円と安いので、もし何かの用事で近くに行ったらぜひ。
訪れた日は、「黒船・ペリーの世界」という企画展(11月7日(日)まで)の最中で、スミオが描いた黒船や南蛮文化などを特集していました。 |
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観たことがない作品も多かったので、もちろん興味深く拝見させて頂いたわけですけど、それ以外の版画が見当たらない。広田レオナ風のお姉さんに「常設展はどこなんだよ、あぁ?」とお尋ねすると、「版画は傷みやすいから、年に4~5回こうやって企画展として展示をローテーションさせてるんだよ、このドサンピン!」と教えてもらえました。なら、何回でも来てやるともさ。 |
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ともあれ、前から行きたいと思っていた美術館に来られただけで満足だったし、その上、その小さな建物の二階で川上澄生の作品に囲まれているとあたかも彼がそこにいるようで、本当に暖かで濃密な時間だった。
例によって絵葉書と、たくさん売られていた画集のうち迷いに迷って『変なリードル』(左上)と『アラスカ物語』(右側)を買っちった。おまけとしてこの美術館でやった昔の企画展のポスターまでもらっちった。 |
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せっかく高速走って栃木まで来たのだから、午後は栃木県立美術館にも行ってみることに。上述の世田谷美術館のときも、かなりの作品が県立美術館から貸し出されていたみたいだし。ただ、その前に、これまたせっかく宇都宮のそばまで来たのだから、腹ごしらえとしてギョーザでしょー。と、バイクで宇都宮のほうへ移動し、前日にチラ見した食べログで一番人気らしい東武宇都宮駅そばの「みんみん」というお店に行ってみると…なんじゃこりゃあ!! とんでもない行列です。並んでいたちびっ子が「ママー、63人いるよー」と元気よく報告しているのを聞いて戦意喪失、そばにあった「正嗣」というところもかなりの人数が待っていらっしゃる。
いさぎよくあきらめて、県立美術館を少しだけ西に走ったところにある「一品香」というお店でギョザることにしました。駅からはだいぶ離れているはずのここでも、ちょっとばかし並んだよ。 |
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で、やっとありつけたギョーザは…でけえ。比較対象を撮り忘れてしまったのでよく分からないでしょうけど、餃子一個が1トンぐらいあります。オレが勝手に想像していた「皮がパリパリで薄いやつ」ではなかったけど、やっぱ美味かったです。一緒に頼んだラーメンも、まさしく昔ながらの醤油ラーメンちゅう感じで、ドロドロつけ麺野郎にとっては新鮮で良かった。 |
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腹ごしらえを済ませて、いざ、午後の部こと栃木県立美術館に行ってみると…m9(^Д^)プギャー! 門の奥に「休・館・日」とか書いてあるー。まじウケるんですけどー。
泣きながら 帰った秋の 東北道
次は必ず 調べてから来む(詠み人知らず) |