(500)日のサマー [DVD]

2009年アメリカ/監督:マーク・ウェブ
  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
グリーティングカードの製作会社にコピーライターとして勤めるトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新しく会社に入ってきたサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れ。おまけに音楽の趣味だって合う。彼はなんとかサマーと付き合いたいと願うが、彼女は「恋愛なんて煩わしい」とそっけない。果たして二人の恋の行方は…というお話。

またウザい自分語りから始めますけど、ピクシーズというアメリカのバンドが好きで、中でも「Here comes your man」という曲がいちばんお気に入りです。で、こないだ何の気なしにYouTubeでその曲を探したら、デブハゲが歌う本物も出てきたんですけど、ミーガン(メーガン?)・スミスという可愛らしい女性歌手によるカバーバージョンもアップされてました(※例によって動画を埋め込もうと思ったらこれはダメって言われた)。

【動画】Meaghan Smith - Here Comes Your Man
http://www.youtube.com/watch?v=-vVDyceJurM

なかなか良いじゃない! もともとこの曲が大好きだし、女性ボーカルにも弱いしで。ほんで、この動画のコメント欄に、どこぞのジンガイが「もし『(500)日のサマー』を観たからこの動画を再生したっていう人がいたら、サムズアップボタンを押そうぜ」とかなんとか書き込みしてました。そんなわけで『(500)日のサマー』が気になったというわけです。プハー、長すぎる! おまえの前置きはいつだって長すぎる!

映画の中身はというと、いったいどれだけオシャレ映画なのだろうかとビクビクして観始めたものの、確かにそういう要素は多分にあった気がするけれど、かなり面白くて大満足でした。身も蓋もない言い方をすれば「不思議ちゃんに振り回される純情青年」が主人公なのだけど、時系列を行ったり来たりする脚本(編集?)のせいで、なかなか先が読めない。だから飽きない。こういうのを犯罪ものでやられると結構イライラするけど、恋愛ものだと腹が立たない不思議さよ。
それに、そこかしこにわりと鮮やかでハッとするような映像手法が使われていて、こんなドブネズミのような自分でさえもウキウキするようなシーンがいくつもありました。特に公園で歌い出すところは楽しかったな。ただ、そういう小技を使い過ぎて、ちょっと鼻につくという人も多そうな感じではあったけど。

あと、俳優たちがさらりとしていたのも良かった。ハリウッドの窪塚(過去ログ宣伝厨)も内気な青年というピッタリの役どころだったと思うし、女の子のズーイー・デシャネル(すげえ名前)という俳優さんもミステリアス美人。なんか似てる顔を見たことあるなー…と思ってたら、連続ドラマ『ボーンズ』の主役の人の妹なんですってね。ちなみにいま、そのシーズン1を観てます。お姉ちゃんもやっぱ美人。どうでもいい。

そうそう、くだんの"Here comes your man"というピクシーズの曲。いつ使われるのかなあと思っていたら…あんな形で出てくるなんて! しかも、(オレが1回観た限りでは)ミーガン・スミスのバージョンは流れなかったし。なんだよー(> <)