やって来ました、夜のギロッポン。田舎者ゆえドキドキしてしまう。その目的は「ウタリ」という日本のインディーズバンドのライブで、古くからの友だちんこAに誘われ、とくに予定もなかったのでふらりと行ってみた次第です。彼はこのバンドにかなりハマっているらしく、前から熱烈なプッシュを受けていました。同じように誘われた友だちんこBも一緒に参加。


入場前に友だちBと心配していたのが、この若々しいバンドのライブにおいては、きっと若いお客さんばっかりなのだろうから、われら40がらみのくたびれたおっさんは客層の中で相当浮いてしまうのではなかろうか、下手したらメンバーのお父さんに見られてしまうやもしれぬという点でした。んで、泣きそうになりながらライブハウスにイン。したら、あれ?なんか思ったより年齢層が高め…自分らよりも年上の人もけっこういる…そして女性より男性のほうが多い…ということで、それほど異物感はなく潜入できたはずだから一安心でした。


肝心のライブはエネルギッシュで、ライブハウスなんて久しぶりだったから疲れたけど、なかなか楽しかったです。お客さんも多くが知り合いどうしみたいで、バンドのメンバーも含めて和気あいあいとしてた。そう、われわれは夜の六本木で、一種の濃密なコミュニティらしきものを覗いてしまったのです。