レポゼッション・メン 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

2010年アメリカ/監督:ミゲル・サポチニク
  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray
あらゆる種類の人工臓器が実用化された未来。しかし、その支払いが遅れると、まるで車のローンと同じように臓器が「回収」されてしまうことになっていた! 有能な回収人"レポマン"の一人レミー(ジュード・ロウ)はこれまで非情な回収をいくたびも繰り返してきたが、あるとき仕事中の大事故により、自分が人工心臓を埋め込まれる羽目になり…というお話。

追う側であった主人公があるきっかけで追われる側に…という構図は、自分が大好きな『マイノリティ・リポート』でもあったようにSF界ではわりとありがちかしらと思うんですけど、これもそんな感じ。ただ、なんとなく期待はずれな作品でした。ジュード・ロウが出てくるから本格的なやつを想像しちゃったせいかもしれない。もしこれが無名の俳優で、深夜のテレビなんかで見かけたのであればもっと面白がっていたかも。

住宅や自動車のローンよろしく、返済が滞るとその臓器をいきなり回収して、内臓を取り出された債務者は当然その場で死んじゃう…っていうところが設定にちょっと無理あんだろーって途中から気になっちゃったのと、主人公の奥さんが妙に冷たすぎでなんだかなあという気分になっちゃったのがマイナス。あのオチはそんなに悪くないと思った。そういえば、僕らのジョン・レグイザモが出てきたよ。やっぱり怪しげなヤブ医者みたいな役どころだった。それでこそレグ先輩です。