もう、春ですね。
というわけで、
試行錯誤の季節(過去ログ宣伝厨)です。試行錯誤・最終章です。来るべき大物製作に備え、塗料の発色を試す作業も3回目…。引っ張りすぎだよ馬鹿ッ。
今回の生贄はこのミニテーブルでございます。ただ、偉そうに「ミニテーブル」とは言っても、数年前に大きな机を作ったときに出た余りの木材を4枚に切り、テケトーにネジで組み合わせて出来たもので、もう何年間も未塗装のままでした。今回はそれをステインで着色し、その上にウレタンニスも塗ってみて、塗料の発色具合とニス塗りのコツを掴みたいでござるの巻。
|
+ + + + + + + + + +
|
[手順1. 木口の処理] このテーブルに使った材料は毎度おなじみ「シナランバーコア合板(ごうはん)」という板で、お高い無垢材などではないです。つまり、一本の木から削り出しているのではなく、木材を寄せ集めて作っている板だから、切り口(=木口(こぐち))が写真のようにちょびっと切ない感じになります。この木口はそのまま「味」として残すというのもアリかもしれないけど、今回は木口を隠す手法を試してみることに。 |
|
ホームセンターには「木口テープ(小口テープという表記もあるみたい)」なるものが売っていて(※参考:ジョイフル本田では18ミリ幅が70円/m)、これを貼ると来客どもの目をまんまとごまかせる。板の厚さジャストではなく、板より若干太いテープのほうがズレたときに修正が効くとのことで、そのようにいたしました。
|
|
板の厚みよりも幅が太いテープを貼るものだから当然はみ出すわけで、それはカッターで削りました。ただ、オレみたいにぼんやりしていると左の写真ように板まで削っちゃうから注意。それと、木口テープの裏についている粘着テープの接着力はそれほど強くないため、角に貼る場合剥がれやすい。
|
|
[手順2. ヤスリがけ&ステインで着色] 無塗装で使っていると、こんな具合に汚れっちまいます(悲しみに)。それを#120と#240のサンドペーパーで一生懸命ヤスリがけして汚れを落とし、着色のための下地調整もします。
このとき、無神経にガリガリやっていたせいで、上述の木口テープを貼った角の部分をなんべんも剥がしてしまった…。ほんと、O型って大雑把でやーねー。
|
|
いちおう汚れは目立たなくなり、ちょっとはマシになりました。これから塗装です。
使う塗料はワシンの「水性オイルステイン(チーク)」。そう、色味があーでもないこーでもないと1年前にウダウダやっていたアレです。
|
|
2倍に希釈した水性オイルステインを、時間を置いて3回塗ったものが左の写真でございます。撮り方が下手クソなものだから分かりづらいけれども、本物のチーク材のようにかなり濃くなりました(参考のため、無塗装のシナランバーを上に乗っけときました)。
オイルステインの塗り方としては、まずハケで塗料を塗り広げたあと、布でごしごしと刷り込むというやり方で、初心者でもムラが出にくいとのこと。ただ、実際はけっこうムラムラしちゃいました。それはたぶんオレが初心者以下だから。
|
|
[手順3. ウレタンニスを塗る] ステインはあくまで着色用であって塗膜は作らないので、表面保護のために何らかの処理がさらに必要。ここでは、1年前に惨敗した「水性ウレタンニス(半ツヤ)」にリベンジです。
ものの本によれば、ニスも何回かに分けて重ね塗りしたほうが綺麗に見えるョとのことで、2回塗ってみます。左の写真はその1回目。テッカテカやで!
このときは心配していた気泡もほとんど出来ず、かなり上手くいったように思えました。そう、このときは…。 |
|
完全に乾くのを待って、ニスをもう一度塗る前にサンドペーパーで下地調整です。指示されていた番手(#320)を使ったものの、なんか…すげえ…削れちゃった…気がする…。つうか、ほとんどツヤが残ってないじゃん…。 |
|
ニスを2度塗ったあとの写真です。これだとほとんど見えないでしょうけども、2度目のニス塗りは大失敗でした。なにしろ気泡が出るわ、ハケのあとはクッキリだわで、もう切腹したい。 これをもう一度サンディングして、3度目に挑戦すればまた違うと思うけど、キリがなさそうなのでここらへんで完成としました。
つうか、これはあくまで塗料やニスのテストであって、「ニス塗りはやっぱり難しいや」っていうのが実感できたことが収穫です。ま、負け惜しみじゃないんだからねッ。
|
|
+ + + + + + + + + +
こうしてミニテーブルはいつもの通り、ケータイ置き場兼ティッシュケース置き場という役割へ静かに戻っていった、とイイマス。大役おつかれさまでした。