<これまでのあらすじ>

北大西洋の海底から、数十年前には世界一を誇った豪華客船の残骸が発見される。調査チームが内部を捜索すると、かつての乗客たちの様々な遺品が見つかるが、その中に一通の手紙とともに粗末な木製の家具らしきものがあった。その手紙には「ローズへ。船がヨーロッパへ着く前にこのラジオ台を完成させて君に贈りたいと思っていたけれど、どうやらそれは無理のようだ。組み立ては終わったから、あとは塗装をしてワックスをかけるだけだったのに、残念だよ」と、震える筆跡によって書かれていた…。

脚と幕板がはまらなかったり、ダボ穴をまともに開けられなかったり、扉がちゃんと閉まらなかったり。素人丸出しのおもしろトラブルを克服しつつ、なんとかラジオ台が組み上がりました。最後の仕上げです。余った板で作ってる練習台でこんな苦労してどうすんのおまえ。

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