本体部 |
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まずは背板、貴様から血祭りに上げてやる。プリンタボックスのときと同じように、コード穴のため、手持ちのホールソーの中で最大径のものをつかって穴を3つずつ、4箇所開ける。何者かの足が写っていますが、ただの心霊現象です。お気になさらず。 |
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ギーコギーコ。よく考えると、こんな風にノコギリで切り落とすのであれば、穴は両端の一つずつ開ければよくて真ん中の一つは要らないのでは? テヘッ。 |
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完成して実際に使ってみると、これでもコードを通して電子機器につなぐにはちょっと狭い。手が入れづらいんよね。設計時、もっとガバッと開くような仕組みにしようかとも思ったんだけど、背板もテレビ台の構造として組み込んでいたから、それをあまりに大きく加工することは強度的に不安があったので諦めました。 |
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次は、このテレビ台に使う板でいちばん面積が広い天板・底板と、それを真ん中で支える中板(って呼ぶのが正しいかは知らない)をくっつける。天板と底板が左右にズレないようにダボ穴の位置決めにもすごく気を遣ったけど、それ以上にヤバそうなのがこの3枚の接合法。 |
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天板と底板と中板をダボで仮組みしたところ。圧着時にこのまま上下からギューって挟みこんじゃうと、ご覧のとおり不安定な「エ」の字だから、ぜったい左右にグラついて、どちらかに傾いたままくっついてしまいそうという恐れが。…文章力低すぎて意味が分かんないッスよね。まじスイマセン。 |
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そこで、またしても廃材作戦。名付けて「天板・底板を規定の高さで左右から挟み込むことにより中板の圧着時にぐらつかないようにするグッズ」を発明した。エジソンもクリビツ。先に側板をくっつけちゃえばいいじゃんという意見もあろうかと思いますが、そんな簡単にはいかねえズラ。 |
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で、こんな感じ。なんか、真ん中で直立した全ネジらへんに無理やり感が漂う。あと、後ろのテレビ番組は確かNHKの『胡桃の部屋』だったと思う。松下奈緒も、この作品の行く末が心配そうな表情をしている。 |
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次は、先に作っておいた脚部の接着面にボンドを塗りたくり… |
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本体ユニットをひっくり返して圧着。もちろんボンドだけではなく木ダボも使っています。 なんか、全体像がそれっぽくなってきたっしょ。 |
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そして、さっきの背板を接合する段階へ。ちなみに、テレビ台の内側となるすべての面はもうこの時点で塗装しておきました。外側よりもだいぶ薄い色で。 |
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まずは、組み上げた天板・底板に合わせて、ダボ穴を開けます。 |
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そっから、またしてもゴリ押し感の漂う圧着。数が足りなくて、真ん中はヒモで…。こんな圧着で大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。 |
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天板・底板・背板には、それらを組み上げる前から木口にダボ穴を開けておきました。「コ」の字型に本体を3枚の板を組み上げた状態にした上で、そこにダボマーカーをはめて、側板にもダボ穴を開ける。 |
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側板に開けるダボ穴の位置決めを本体部の組立て後にした理由は、天板・底板・背板を組むときに必ずいくばくかの歪みが生じるだろうなと思ったからでやんす。「先に側板にダボ穴を開けておいて、いざ組み上げた本体部と合わせたら穴がコンマ何ミリかズレていてはまらない!」という事態は、いかにダメブログといえど笑えない。 |
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側板をはめた後、左右からギリギリと締め上げる。おう、いい加減吐いて楽になっちまいなよ。故郷(くに)のおっかさんも泣いてるぞ? |
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やっと塗装です。今回もステインで、色としては「チーク」を薄めて何層か塗りました。
具体的な手順などについてはラジオ台のときとほぼ同じなので、それを知りたいという奇特な方はあちらのクソ記事をご参照あれ。 |
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そんで、仕上げとしてブライワックスも塗布。デカいぶん作業面積が広くて大変だったけど、ウレタンニスに比べれば(扱いそのものについては)やっぱりはるかに楽です。 |
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あ、そうだ。テレビを買わないと。「もしもーし、テレビいっちょう! あとギョーザと半ライスも!」「あいよー!」
というわけで、この古いテレビとはこれでサヨナラしなければならない。このテレビには面白い映画を本当に沢山観せてもらったんだ。いままで壊れることなく働いてくれて、どうもありがとう。 |
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完成ー。正面からパチリ(テレビ画面に写り込んでいるキモオタの件は通報しなくて大丈夫だヨ)。 |
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下からパチリ。いちばん恐れていた、「テレビを載せたら重さに耐え切れずグシャッ!」事件は幸いにも起きませんでした。おまえらのドス黒い期待に沿うことができなくて、申し訳ないです。 |
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横からパチリ。背面は無数に絡みあうコードの海で、もちろんひどいことになっている。 |
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あんたもこのデザイン好きねぇ、ウフフ。つうか、これ以外の意匠が思いつかない。もっとカッコいい設計で何か作りたいなー。 側板上端のカーブもそうですけど、ラジオ台のときと同じく、背板と側板の高さに2ミリぐらいの差をつけることで、それらが合わさる角の高さをズラしました。 |
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あーだのこーだのウダウダやっていた問題の扉。よく見ると、いや明らかに羽板がたわみまくっている。 扉そのものの開閉については、右側は普通に開きます。右側は。 |
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廃人用電子玩具を入れている左側。その扉が、完成して2週間目ぐらいに根元の横板からポロッともぎ取れた!!! これは、いい歳ぶっこいてテレビゲームなんかやってんじゃねえという天啓か…。節子、天啓ちゃう。ただの施工ミスや(前回Act4参照)。 |
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なんだかスカした写真を貼り付けていますけど、普段は台の両端に「Gears of War」のマーカス氏とドム氏が立っていて、テレビの盗難防止に眼を光らせています。うわぁ、自室にフィギュアを飾っている男の人って…。言うますまい、もう何も言うますまい。
ちゅーわけで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。合言葉は、そう、レッツ・ディー・アイ・ワーイ=3 |