自転車選手としてレースに参加していた若者が、謎の男たちにさらわれた! 愛する孫を取り戻さんと、彼の祖母と一頭の犬は遠く離れた街・ベルヴィルまで乗り込む。すると、不思議な老女三人組と出会って…というお話(ほんとに下手なまとめですんません)。
そんで、この日の一本目であるところのフランスのアニメ。むかーし、友だちからオススメされていたことがずっと頭に引っかかっていて、これぞチャンスとばかりに環七ぶっ飛ばして突っ込んでみたんですけど、なにこれ、すごーく面白い! 楽しかった! セリフはほとんど無いし、絵もめちゃくちゃにデフォルメされまくってて非常に変。けれど、素敵な音楽と独特のユーモアセンスに彩られた本作に、冒頭の舞台シーンを見るや否や私はすぐさま引きずりこまれてしまったのである(誰?)。そんで、気づくとそのめちゃくちゃなデフォルメにハマっているという。ストーリーも愉快痛快で、そのドタバタぶりが楽しい。
アニメを通じてやたら語りたがる作家さんがいる中、自然環境と人間の共生がどーだのこーだのみたいな説教臭さがこれっぽっちもなかったところも助かりました。もともとそんな話じゃねえしね。
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オーストラリアに住む少女メアリー(声:トニ・コレット)は、学校ではその容姿でいじめられ、家庭でも愛情に恵まれない生活を送っていた。そんな彼女が、ふとした思いつきで、住所録を使って探した見ず知らずの相手に手紙を出してみる。相手はニューヨークに住む孤独な中年男性マックス(声:フィリップ・シーモア・ホフマン)。お互いに甘いもの好きというささいな共通点から文通が始まるが…というお話(ほんとに下手なまとめですんませんアゲイン!)。
エンドクレジットで知ったのは、声優陣の豪華さ。フィリップ・シーモア・ホフマンにトニ・コレットって。さらにエリック・バナまで出とる。インディーズ映画じゃなかったん? ともあれ、2本とも観てよかったよー。