全国3000万人のレタリングファンの皆さん、こんにちは。全日本レタリング狂会・北多摩支部のビキ山です。先日、自分のデカスク(グランマ400)の後輪がスリップサインを丸出しにして寿命を迎え、新しいタイヤと交換することになりました。そこで、例のあの作業(過去ログ宣伝厨)がやってきたわけです。

今までは車体に装着された状態でタイヤウォールの刻印を塗っていましたが、体勢的にやっぱりやりづらい。だもんで、今回はタイヤをお店で買ったあと、一度持ち帰り、交換作業をお願いする前にジメジメした自室でヌリヌリすることとしました。

近隣諸国との領土問題が緊迫化するなか、我が軍に緊急配備された新兵器は「ポスカ」。虚ろな目つきでインターネッティングしていると「レタリングにポスカ良い」っていう声をチラホラ見かけたので、ものは試しと。


それにしても、白いペンばっかりよく買ったもんですこの人は。


まず、下ごしらえとしてタイヤウォールを台所洗剤でゴシゴシ洗う(けど意味があるのかは知らない。先祖からの言い伝えでなんとなくやってる)。で、実際にポスカで「BRIDGESTONE」と塗ってみると、水性だけあって今まで使ってた油性マーカーに比べて、インクの"のび"が段違い! 塗り易いったらないです。発色も鮮やか。楽しくなっちゃって、1日おきに1回、つごう3層塗ったよ。やり過ぎ?



あとは、そう…耐久性が心配です。タイヤだけあって、実際に汚れたり何かと接触したりする部分だもんなあ。水性のマーカーで、どれぐらい持つかしらん。

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後日、取付けのためにレタリング済みのリヤタイヤを購入店であるところのナップスに持ち込んで作業の依頼をしたときのこと。店員さんから「あー、レタリングのためにいったん持ち帰ったんですね(ニヤリ)」というリアクションがありました。果たしてこの微笑は、バイク好きとしての親愛の情の表れか、はたまた「嘲笑」ないし「苦笑」か…。前者であれと切に願うものであります。