日本だったら捕まるかしら [映画やドラマ (アメリカのやつ)]
失業中のブライアンは、クイズ番組で得た賞金1100ドルを元手に友人2人と共にある計画を立てる。それは小さい頃からの憧れ、ハリウッドスターのドリュー・バリモアとデートをすること。タイムリミットを30日間と定め、あらゆる作戦を練ってドリューにアプローチを試みるが果たして…というお話。
前から気になっていた『ある子供』という映画を借りて、それがけっこうシリアスな感じなのでバランス(?)をとるためにアホそうなこの映画も借りました。結局『ある子供』は時間がなくて観れなかったんだけども…。
本作はほとんどがホームビデオ(しかも借り物)で撮影された、低予算ドキュメンタリーです。けど、これがけっこう面白かった。あらすじを読む限りではストーカー一歩手前、というか発想自体はまさしくストーカーのそれなのですが、本人の明るいキャラクターのおかげでなんとかセーフ。あの手この手で何とかドリュー・バリモアに近づこうとする様は、最初はやれやれ何やってんだかこいつらという感じなのに、徐々に応援したくなってきます。
まだドリューに会えるかどうかすら全然分からないうちから、彼女のそっくりさんをインターネットで募集して、本番で緊張しないようにデートの予行練習をしたり。その様子をビデオに撮って、友人たちと反省会を開いたり。他人から見るといくら下らない目標だろうと、それに向かってがむしゃらに努力する姿が微笑ましくもあり、単純に良いなあとも思う。馬鹿っぽいことにチャレンジしても、したり顔で説教するとか嘲笑するより、とりあえず応援してあげるっていうまわりの人たちの姿勢も好きだ。
個人的に面白かったのは、主役のブライアンが両親に「ドリュー・バリモアってどう思う?」って尋ねたときに、母親が「あんなのアバズレよ」って答えたところ。お母さん、なんかカッコいい。あと、「映画の予告編の声の人」の正体がジョージ・デル・ホヨっていう人だって分かったのが収穫。皆さんもあの声を聞けば、「ああ、あの人のことか」ってなること確実なぐらい有名なあの声の人です。
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