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やりすぎチャーリー [映画やドラマ (アメリカのやつ)]

『脳内ニューヨーク』
2008年アメリカ/監督:チャーリー・カウフマン
http://no-ny.asmik-ace.co.jp/index.html

舞台作家のケイデン(フリップ・シーモア・ホフマン)は、妻アデル(キャスリーン・キーナー)との関係が思うようにいかず落ち込んでいた。しかし、自らの新作舞台で"天才賞"を受賞した彼は、その賞金をあるプロジェクトにつぎ込んだ。それは、自分の身の回りにいる人々そのものを登場人物とする、現実とも虚構ともつかない壮大な「演劇」だった! 想像だにしないスケールで広がっていく、ケイデンが創り出したもうひとつの「ニューヨーク」。しかし、いつしか彼自身もその中に取り込まれて…というお話。

SN3K0461.JPG魔界都市・シヴヤにあるシネマライズへ観に行ってきました。単館上映だったもので。

『マルコヴィッチの穴』、『ヒューマン・ネイチュア』、『アダプテーション』、『エターナル・サンシャイン』の脚本を書いたチャーリー・カウフマンの監督デビュー作。これら4作はどれも好き(ちなみにこん中では『アダプテーション』がいちばん面白かった(てめえの好みとかどうでもいい))な映画だし、主演がフィリップ・シーモア・ホフマンだしで、なかなか期待してました。

が、ちょっとこれはついていけなかったです…。
チラシのイラストから受ける雰囲気とか事前にあらすじ読んだだけだと、もうちょっと軽いというか笑える話なのかなと考えてたんだけど、実際はわりとシリアスで、特に中盤からはぐんぐん深刻になってく。さらに、劇中劇の中に劇中劇(!)があったりで、もう頭ん中がグッチャグチャ。『アダプテーション』のこととか考えると、序盤は穏やかに進めて中盤から一気に…みたいな破調のようなものはもちろん監督の狙いなのかもしれないけども、観てる側としては振り回される一方な感じで、映画を楽しむ余裕があんまり無かったのが率直なところです。まあ、「不思議な味わい」とか言っとけば無難なんでしょうけども。
出来れば、序盤の「ちょっと不思議、ちょっとクスクス」ぐらいのさじ加減で進んでくれればちょうど良かったんだけどな。

役者たちはやっぱり良かったよ。フィリップシー(変な略し方)はいつも通りの上手さだったし、主人公と恋仲になる…かどうかはネタバレになるから教えてやらないサマンサ・モートンも。あと、オレ内やさぐれ女優ランキングでずっと1位をキープし続けるジェニファー・ジェイソン・リーを、大した役ではなかったけれどもスクリーンで久々に観られたのも嬉しかったです。『未来は今』と『マイアミ・ブルース』ですっかりファンになっちゃった。はい、どうでもいいー。
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