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まさにピュア [映画やドラマ (アメリカ以外のやつ)]


初恋のきた道 [DVD]

初恋のきた道 [DVD]

2000年中国/監督:チャン・イーモウ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
田舎で教師をしていた父(チョン・ハオ)の訃報を聞き、一人息子のユーシェン(スン・ホンレイ)は数年ぶりに帰郷する。残された母(チャオ・ユエリン/若いとき:チャン・ツィイー)は、遠く離れた病院に安置されている父の遺体を、村までの道中、人の手で運びたいのだと言ってきかない。若き父と母が初めて出会った道、そして、二人の哀歓がたくさん残された道を…というお話。

オレの映画鑑賞動向を管理・監督する当局の指導により、だいぶ昔から推薦されていた1本。いい加減観ないことには厳しい行政指導が入るので借りてみた。果たして映画の内容的には、そのタイトル通り、大変にピュアでまっとうな純愛ものでした。

正直言って、いつ麻薬取引のシーンが出てくるのかなとか、いつ潜入捜査官が悪い人たちにバレそうになってしまうのかなとか、映画を観るとそんなことばかり考えてしまう病人にとっては、いささかストレート過ぎる、あるいは王道すぎる映画というのがDVDを借りる前の印象でした。だから長いこと手がのびなかった。でも、実際に観てみると、確かに麻薬取引も潜入捜査官も出てこなかったけれど、こんだけ直球勝負で描いてくれれば満足です。完全なる清純映画。たまにはこういうのも良いなって思ったよ。最後も、息子が××するのはズルい。そりゃ誰でも泣くっちゅうねん。
あと、話の大部分が、両親の若い頃つまり昔で、なおかつ中国の山村が舞台。その景色が大変に綺麗でした。まさしく映像美というやつだなあ。電気すら来ていないような時代、そこに暮らしていた人たちの朴訥とした生活というものも実によく伝わってきたと思う。

こんだけ澄み切った映画を観たら、ドブ川ばりに汚れきった心根をもつオレでもさすがに爽やかな気持ちになれました。ただ、ツタヤで一緒に借りた『エスカレートするドしろーと娘 あみちゃん22さい』のせいで逆戻り。プラマイゼロです。むしろマイナス。
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コメント 4

HOS

このジャケのチャン・ツィイーは、いつ見ても可愛すぎる。。。
けど、この映画をカウンターに持っていく自分の姿を第三者の視点で想像するとキモ過ぎて、手を出せず、ついつい隣に陳列されている他のアクション系出演作を借りることを繰り返し、早10年近く。。。
オレも観てみっかなぁ。
by HOS (2011-01-18 00:56) 

ビキ

「この映画をカウンターに持っていく自分の姿を第三者の視点で想像するとキモ過ぎて」と自分のことを考えている姿を想像する自分のことを想像している自分の…うわぁぁぁぁぁ!!!!

てらいのない、とでも言うんでしょうか。本文でも書いたけど、こういう素朴な映画もたまには良いなと思ったよ。
あと、こないだ『ファンボーイズ』っていう映画をビデオ屋で見かけた。HOS氏ならば当然、チェック…いや、購入済みでしょうか。

http://culture-pub.jp/fanboys/
by ビキ (2011-01-19 00:49) 

HOS

もち、『ファンボーイズ』はチェック済みです!
実に痛々しかったけど、嫌いじゃないんで、B級だからコレもありかって感じで見ちゃいました。

くだらないと言えば、ジョージ兄貴の「ヤギと男と男と壁と」を先日レンタルしたけど、何度か途中棄権しようか迷っているうちにエンドロールを迎えた。。。
by HOS (2011-01-19 01:06) 

ビキ

>もち、『ファンボーイズ』はチェック済みです!

さすがです!
ビデオ屋で裏ジャケを読む限り、かなり危険な香りが漂ってきたけど、あの映画はやっぱりそういうレベルなのかー。

ジョージ兄貴は最近当たり外れが多いような気がしなくもない。たんに沢山の作品に出ているから、という理由かしらん。
『ヤギと男と男と壁と』はまだ観てないけど、その評価だと借りなくても良さそうッスね…。
by ビキ (2011-01-21 01:28) 

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