SSブログ

宅録バンドよ、永遠なれ [音楽]

ゆうべ通りすがりのおじいさんに、「君もそろそろブログ名の由来について書いたらどうかね?」とすれ違いざま囁かれたので書きます。こんなんで、ほんとすいません。

「How It's Gotta Be」という名前は、アメリカのバンド His Name Is Alive (以下 HNIA またはヒズネーム)のアルバム『Ft.LAKE』収録の同名曲からとっています。つまりパクリ。いやリスペクト。むしろインスパイア(?)。曲とブログの内容に深い関係があるわけではなく、単にオレがHNIAを大好きで、なおかつ How It's Gotta Be もお気に入りの一曲だからという浅はかな理由からであります。許してつかあさい。

Ft. Lake

Ft. Lake

  • アーティスト: His Name Is Alive
  • 出版社/メーカー: Import
  • 発売日: 1998/11/03
  • メディア: CD

HNIAは、アメリカ・ミシガン州出身のウォーレン・ディフィーバーを中心としたバンド…というか、事実上彼一人のユニット名のようなもので、アルバム数枚ずつに渡ってウォーレン以外のメンバーは入れ替わっています。1990年にイギリスのインディーズレーベル「4AD」(ピクシーズが有名かしらん)からデビューし、2008年までに9枚のフルアルバムを発表しております(ライブ盤や自主制作っぽいのを入れると大変な数に!)。
ほんとは、アルバム1枚ずつ逐一解説してHNIAの歴史を書きなぐっていこうかしらと思ったけど、今はうまくまとめる自信がないのでまたの機会に譲ります。

で、1998年に発表された5枚目のアルバム『Ft. Lake』。
自分が初めてヒズネームを聴いたのもこのアルバムであり、個人的な思い入れは確かに強いのですが(知らねえよ)、それを差し引いても傑作であります。彼らの音楽は、「エクスペリメンタル・ロック」とか「ドリームポップ」、「変態DIYポップ」といったカテゴライズをされていることが多いですが、オレ自身そういったジャンルの定義がよく分かってません。アルバムごとにガラッと作風変わるし…。

この『Ft. Lake』に限って言えば、基本はギターポップと言っていいかもしれない。デビュー当初の神秘的、あるいはおどろおどろしい雰囲気は完全に抜けて、綺麗でかわいらしいメロディーラインにふわふわした女性ボーカルが乗っかって、たまにピコピコ電子音。オールディーズからガレージ、さらにはブラックミュージックの影響も感じる。明るい曲もあれば暗いのもあるけど、全体に共通するのは手作り感あふれる、こじんまりした箱庭ポップという感じでしょうか。もしもビーチボーイズが海に行かず部屋に引きこもっていたらきっとこういう風に…。
分からん!お前の説明は分からん!

ああ、音楽を言葉で説明するのって難しいなぁ。もちろん僕の文章力が足りないっていうのが一番の原因ですけども。やっぱり実際に聴いてもらうのが一番だから、この記事を読んだ人みなさんにこのアルバムを貸して回りたいぐらい…んぁあ、そういえばMySpaceで聴ける!
http://www.myspace.com/hisnameisalive
と思ったら、1曲目からして「鳥のさえずり」(※2008年6月現在)て、おまえ!もっと良い歌あるじゃろがい!
マイスペースに今アップロードされているのはちょっと実験っぽいのが多いんですが、「CATS」や「This World Is Not My Home」という曲がオレの伝えんとするHNIAの音楽に(この中では)近い気がします。まあ、よく分からない曲がたくさんあるっていうのも彼らの特徴の一つではあります。

結局だらだら書いてしまったけど、IdaやYo La Tengoといったバンドが好きな人、「繊細だけど変てこなポップ」が気になるという人はぜひチェックしてみて欲しいのです。好きな音楽を人と共有できるのはとても嬉しいものですから。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。