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オージーだって悩んでる [映画やドラマ (アメリカ以外のやつ)]


明日、君がいない

明日、君がいない

2006年オーストラリア/監督:ムラーリ・K・タルリ
  • 出版社/メーカー: アット エンタテインメント
  • メディア: DVD

裕福な家庭に生まれたマーカス(フランク・スウィート)とメロディ(テレサ・パーマー)兄妹、スポーツ万能で女子の憧れルーク(サム・ハリス)、学校に馴染めないショーン(ジョエル・マッケンジー)、障害のせいでいじめられるスティーブン(チャールズ・ベアード)。平凡な高校を舞台に、クラスメートたちは普段と変わらない日常を過ごしていたはずだった。だが、午後2時37分、一人の生徒が悲しい決断をする…というお話。

いやでも頭に残ってしまうヘンテコな邦題と、なんかの映画のDVDに予告が入ってて気になってたので借りてみました(ちなみに原題は『2:37』)。

映画冒頭に誰かがトイレに閉じこもって大変なことになってるらしいっていうのがバーンと描かれ、そこから時間を数時間さかのぼって、高校生たちそれぞれの視点から同時進行的に事件までの経過をたどっていくというスタイルです。いろんなとこのレビューをちらちら見てみると、ガス・ヴァン・サントの『エレファント』と比べられることがたいへん多いようです。納得。

お話が始まって30分ぐらいは、この監督若い(20歳かそこらで撮ったとか)のにしっかりした綺麗な映像だなーとか、一体誰がトイレに閉じこもっちゃったんだろうとか、それなりに映画に引きつけられました。けど、途中からはイライラしっぱなし、最後はDVDの早送りボタンを押すか押さないか耐えながら結末をチェックするためだけに何とか観終えた、という状態でした。

描きたいことは何となく分かる。高校生という年代特有の孤独感・焦燥感だとか、揺れ動く自分のアイデンティティーがどうのとか、なんかそういうのを瑞々しい繊細なタッチで描こうってわけでしょ?もちろんそういう方向性でも全然構わないんですけど、オレとしては過度に詩的な映像と、登場人物たちのワンパターンな行動にフラストレーションがたまる一方。何かにつけてどつき合ってはワーって叫んで走り出すかトイレに閉じこもってシクシク泣くか。「やり場のない若さ」みたいな表現なのかもしれないけど、もうどうでもいいからこいつら一列に並べて引っぱたけばいいのにって思った。どうにもこうにも、みんなウジウジネチネチし過ぎなんだ!トイレにばっかりこもりすぎなんだ!本当にトイレを使いたい人がいるはずなんだ!

アマゾンのレビューが意外と高評価なのに驚きました。確かにこういうのを好きな人もいるだろうなぁと思わせる映画ではあります。自分だって登場人物たちと同じような年代に観てたら…やっぱダメだろうな。当時から繊細の「せ」の字もなかったもの。
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