SSブログ

CGってすげえなぁ [映画やドラマ (アメリカのやつ)]

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
2008年アメリカ/監督:デヴィッド・フィンチャー
http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/

まるで老人のような顔立ちで産まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)は、その異様さから親に捨てられ、ある施設で育てられる。長くは生きられないと思われたが、不思議なことに彼は年を取るごとに肉体的に若返っていく。そんなとき、ベンジャミンは幼いデイジー(ケイト・ウィンスレットブランシェット)と出会う。傍目には老人と少女ながらも、運命を感じる二人だったが…というお話。

前売り券を買って観る気まんまんだったくせして、こないだ、もうほとんどの映画館で公開が終わった頃になって観てきました。

上映時間は167分と相当長いわけですけど、ぜんぜん退屈しなかったのは良かった。たぶん時代や場面がころころ変わるせいかな。ほんで、つまらなくもなかったです。本当は「ヘッ。結局ブラピとケイト・ウィンスレットブランシェットの恋愛ものじゃねえか」とかって、いかにもミーハーな人を小馬鹿にする映画ファンっぽい感想を書こうと観る前から(!)思ってたのに、ひとつ大事なことを忘れてて、よく考えたら自分もミーハーでした。ブラピかっこいい~。ウィンスレットブランシェットきれい~。

それにしても、最初のほうのおじいちゃんブラピと、中盤以降の若者ブラピってどうやって撮ったんだろ。たぶん特殊メイク&CGなんだろうけども、良く出来てるなぁと思う。おじピのほうは、顔が彼なんだけど体が明らかに小さい。でもそれが違和感ないんよ。若ピのほうは顔がすげえ若い(当たり前)。こっちは薄暗いシーンとか逆光でごまかしてる感じはしたけど、それでもびっくりした。『リバー・ランズ・スルー・イット』の頃のまんま。もしかしてあの頃に本作の後半だけ撮っておいたのかな。んなこたぁない。ケイトさんの老けっぷりも見事。

ただ、年を追うごとに若返っていく男と、当然どんどん老けていく女との切ないすれ違いというか…そう、もっともっと切なさを押し出して欲しかったかな。(コミカルなシーンはけっこうあるものの)全体としては物悲しいトーン、あるいはちょっと冷めた感じがするのは確かに好きだ。それに、おじいちゃん少年の目を通じて描かれる周囲の人々の人生なんか、しみじみしてて良い。でも、ブラピが若返っていくにつれて、なぜか物語も徐々に尻すぼみになっていったような気がする。そこが残念。どっちかっていうと、ブラピが若返った後よりも、じいちゃんのまま色んなことに頑張るらへんのほうが面白かった。

CA280776.jpgそういえば、また例によってバイクで映画館に行きました。で、東京・町田のショッピングモール内のシネコンで見終わった後、(CMや予告編にも使われてる)ブラピがバイクの片手乗りをするシーンを帰り道にひとり物真似したら、深夜の鶴川街道でブラピ気分を満喫できました。楽しいからみんなもやってみ。自転車でもいけると思う。

家に着いてヘルメットを脱いだら、そこにはなぜか10年ぐらい若返った自分がいた。あとはケイト・。ウィンスレットブランシェットに出会うだけでだいじょうぶです。何が?

【5月3日追記】
ケイト・ウィンスレットとケイト・ブランシェットを完全に取り違えてた! ちょう恥ずかしい!
この記事を書いたときだけなぜか勘違いしてたのです。お願いだ、信じてくれぇー。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。