2年に一度、愛車の無事故を祈念して、車の周りで裸になって三日三晩踊り続けるという日本古来の奇祭「シャケン」。自動車の神様へのお布施として数万円が必要ですが、オレも安心してバイクに乗り続けたいので、先日この祭りに参加してきました。
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2年前の1回目と同じく、ユーザー車検をすることに。
まずは事前のメンテとして、自分のバイク(グランドマジェスティ400)のスパークプラグやエアフィルターを替えたりしました。ただ、これは自分の判断で勝手にやればいいことであって、実際の車検でプラグとかフィルターを見られることはないハズ。あと、ずっと割れていたままだったマフラーカバーについては、ゴニョゴニョして手に入れた新品に交換。最後に、整備の結果をメンテナンスノート(記録簿)に記入です。
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そんで、前回と同じくネットで予約を入れてからいざ…と思ったらちょっとアータ! 車検証を見て初めて気づいたんですけど、車検の有効期限がその週いっぱいまでじゃないのさ! なんか、勝手にもうちょっと先だと思ってた…。ヤバい。
慌てて車検場の予約画面を見てみたら、国立にある「多摩自動車検査登録事務所」は予約がもういっぱい。絶望的な気分になりながら「練馬~」をクリックしてみると、ふぅぅぅぅ、こちらは比較的空いていて、なんとか車検期限2日前(!)に予約を入れることが出来ました。もしユーザー車検をやってみようと思われる方、くれぐれも早め早めに確認を。このボンクラからの真摯(しんし)な忠告です。 |
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上述の多摩車検場と比べると、練馬はかなり小ぢんまりしている印象。
当日にドタバタしたくないので(なら車検証ぐらいもっと早く見ろや!!)、前回と同じく書類や印紙等は前もって違う日にもらっておきました。自賠責の加入も同じく。そういえば、せっかく書いたメンテナンスノートは結局最後まで見せずじまいだったよ…。
そして、バイクのユーザー車検最大の関門「ヘッドライトの光軸検査」に備えるため、書類をもらいに行った同じ日に練馬車検場そばのテスター屋さん(「田中オートサービス」(※車検場を出て川越街道を川越方面へ200mほど進む))にも寄って、光軸の調整をやってもらいました。
2年前の車検でやり直しさせられたのがこの光軸検査だったし、それに加えて最近車検のルールが少し変わって、いままでだったら同じ日なら何回でも再検査が可能だったのに、「1日3回まで」という制限がかかりました。こりゃたまらん。テスター屋さんは(田中オートサービスの場合)800円と安価だし、自分の目で厳密にヘッドライトの調整をするというのはたぶん無理だから、事前にどこかしら寄っておくことをオススメします。
そうだ。おまえらの参考のために今回かかった費用を書いときます。
【法定費用】 |
□ 自賠責保険 (250cc超の二輪車/24ヶ月): | 13,400円 |
□ 審査代: | 1,700円 (※実際には「検査登録印紙代:400円+審査証紙代:1,300円」として徴収されます) |
□ 重量税印紙代: | 4,400円 (かつての5,000円から最近引き下げられたみたい) |
□ 申請用紙代: | 20円 |
【私的(?)費用】 |
□ テスター屋さんでの光軸調整代: | 800円 |
□ エアクリーナーのエレメント、スパークプラグ等のメンテナンス部品代: | 数千円 (すいません、バラバラに買っておいたものでちょっと覚えてない…) |
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ほんで当日です。一日を4つのラウンド(時間帯)に分けて検査していくのですけど、オレが予約を入れたのは一番早い第1ラウンド。その受付開始の数十分前に着いちゃったので、少しでも検査官の心証を良くしようとバイクを磨いていました。あ、服装も同様に真面目な印象を与えるため三つ揃いのスーツとネクタイを着用、髪は七三に分けて、黒縁メガネもかけていきました。嘘です。
開始早々、四輪用のレーンはかなりの混雑っぷり。ただ、バイク用のレーンはそれほどでもなく一番手にもなれたけど、敢えて3番目に並びました(だって1番は嫌じゃんか)。ちなみにトップバッターは自由人っぽいおっちゃんが乗る車種不明のアメリカン、2番手は大人しそうなメガネ青年が乗るDR-Z。自分の後ろには関西弁を話す同年代ぐらいのCBR。
実際の検査は、2台ずつ並べて進められました。まず最初に書類に目を通されて、ヘッドライトのハイ&ロー、ウィンカー、ブレーキランプの点灯をそれぞれチェック、ついでにホーンも。それから外観の目視と、ネジの緩みを長い棒で叩かれて確かめられました。このとき、純正から社外品の短いものに替えてあるスクリーンについて何か言われるかなあとちょっとドキドキしていたけども、まったくコメントなし。
それから建物の中へ進んで、デカいローラーの上に前輪を乗せてブレーキのチェック(後輪も同様)。これはけっこうハードにブレーキかけると良いみたい。次に、オレの大事な穴にいきなり細長い棒を突っ込まれて(キャッ)、マフラーから出る排ガス濃度の検査。スピードメーターの検査はなぜかやりませんでした。2年前はやったんだけどなぁ。
そして、ついにやってきました光軸検査。バイクのユーザー車検における鬼門にして、歴戦の猛者どもが数々の武勇伝を残してきたという検査項目。ここで気づいたことが一つあって、光軸検査用の機械に対してバイクを真っ直ぐに対峙させる「溝」のような仕組みがここ練馬車検場には無い! 2年前の多摩ではそれがあって、その溝にタイヤを落とし込むと両脇からググッと自動的に挟まれて、車体を真っ直ぐ前を向けることが出来たのに! もうダメだ\(^o^)/
敗戦ムード濃厚な中、地面に引いてある白いラインと出来る限り重なるようにバイクを前に進めてから、光軸検査マシーンがウィーン、ウィーン、とオレがまたがるグランドマジェスティの片目ずつ検査しとります(二灯式はダンボールなど片目を隠せるものを自分で用意していくべし!)。無機質な表情を浮かべるアイツが判定した結果は…一発OK! 1台前のメガネDR-Zも、横にいる関西弁CBRも同様にクリアしてました。してみるとこれはテスター屋効果なのか、それとも…。なんにしろ受かればこっちのもんです。結局、検査自体は並んでいる時間を入れても正味20分で終わりました。よかったよかった。 |
2010-05-22 06:00
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