評判につられて観てきたよ

『告白』
2010年日本／監督：中島哲也
http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html

ある中学校の一年生の教室。学年末の終業式の日に、担任の森口(松たか子)は驚くべき話をし始める。数ヶ月前に事故死したとされる彼女の娘は、本当はこのクラスにいるある生徒によって殺されたというのだ。しかし、それは物語の始まりに過ぎず…というお話。

最初はぜんぜん気になっておらず完全スルーを決め込んでいたのだけれど、読むレビュー読むレビューで絶賛されていて、流されやすい自分としてはがぜん興味津々になってしまい映画館に足を運んだという次第です。ちなみに原作(も相当話題になったみたいスね)は未読、この監督の作品は『嫌われ松子』のみ観たことがありんす。

うん、確かに面白かったとは思います。意外なストーリー展開で飽きさせずにグイグイ進むし、映像もそれなりに斬新。人気あるのも何となく分かるなあという印象でした。

ね? なんか、このチンカスは奥歯にものが挟まったような言い方しやがって、いかにもこの後に文句書きそうでしょ?
そうなんです。期待し過ぎちゃったっていうのが一番の理由だと思うんだけど、みんながそこまで大絶賛するほどかなーというのが率直なところです。上述の通り、ストーリーはテンポ良く進んで意外性にも富んでいて面白い。ただ、クラスのかわい子ちゃんがあんなんなっちゃったときに、なんだか自分の中での映画のリアリティが急にガクンと下がって、まあもともとフィクションではありますけど、現実味が薄れた分すごく嘘っぽくなってしまった。それとも、これはフィクションをフィクションとして楽しむべき映画なのかしらん。
あと、ちょっと映像が鼻についた。やたらスローモーションが多い気がしたし、「ほらこのカットかっこいいでしょほらほら」みたいなシーンが連続するような印象で、そういうのをもうちょっと抑え気味のほうが好みでした。

タグ：告白 中島哲也 松たか子

コメント 2

へー俺もちょっと気になってたんだよねー。でも、見に行くことはなさそう。「ドッカーン」でしょ？最近、映画というのを、全然観てない。波乗りのDVDはちょくちょく観てますわ。In to the Wildもうレンタル開始されてるんだね！

あれ以来、映画館で映画って観てないかも。
by ダ (2010-07-13 23:27) 

オレも映画を観るペースは最近下がったかも。面白そうなやつはいっぱいあるんだけどね。

波乗り、ほんとに好きだねー。
by ビキ (2010-07-15 00:01)