「車両局の黒人女性」のシーンも面白かった

ゾルタン★星人 [DVD]

2000年アメリカ／監督：ダニー・ライナー

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD

ある朝、ジェシー(アシュトン・カッチャー)が目覚めると、外に停めておいたはずの自分の車が見当たらない。前の晩も一緒に過ごしたチェスター(ショーン・ウィリアム・スコット)ともども、何も覚えておらず、しかも車にはガールフレンドへのプレゼントが置いてあったから、さあ困った。そんな二人が車を探していると、謎の美女たちが次々と現れて…というお話。

ちょっと前に深夜のテレビでやっているのをたまたま見かけて、中華料理屋のドライブスルーで注文するシーンがやたら面白かったから借りてみたよ。おまけに、ちょっとお気に入りのショーン・W・スコットも出てるしで。ちなみに原題は"Dude, Where's my car !? (わお、オレの車はどこなんだ!?)"。

ナンセンスなギャグと低レベルなエロを基本とした、つうかそれのみで成り立っている、本当にくだらない話でした。最後の最後に感動が…とかはもちろん無くて、ストーリーがあってないようなもの。アメリカ映画でこれをやられると、たいてい僕はついていけないことが多いのですが、どっこい今回はすごく面白かったです。なんかね、ドリフっぽいんだよね。

カトちゃんと志村が牛乳のCMを撮影するというコントで、いろんな理由でNGが出て、その結果カトちゃんがしつこく何杯も牛乳を一気飲みするハメになる…という話を昭和生まれのおまえらにおかれましては覚えておりますでしょうか。で、上述の「ドライブスルー」もそうだし、「刺青を読み合う」シーンも「宇宙服」のシーンも、とにかく牛乳のコントばりにしつこく繰り返す。オレはここにドリフスピリットが脈々と息づいているのを感じました。レンタルが半額の日に、もう何も借りるものが思いつかななくて何でもいいやーとダメもとで観てみるぐらいのスタンスでなら、本作はオススメです。

そういえば、劇中で『24』のクロエを発見しました。いちおうキャプっといたんで、そっち方面の人はよろしく。

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