SSブログ

クソ映画とモールと私 [映画やドラマ (アメリカのやつ)]

『ゲーマー』
2009年アメリカ/監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー
http://gamer-movie.tv/

そう遠くはない未来、世界中の人々は「スレイヤーズ」というショーに熱中していた。そこでは腕に覚えのあるプレイヤーがゲームさながらにシューティングを競い合うのだが、ただのテレビゲームと違うのは、プレイヤーの操る対象がゲームキャラクターではなく死刑囚たちであること。つまり、彼らの脳内に埋め込んだ細胞を通じて本当の人間を「操作」して、実弾の撃ち合いをするのだ! ゲームオーバーが死刑囚たちの実際の死を意味するスレイヤーズで、30ラウンドを勝ち抜けば死刑囚たちには刑の免除が約束されていた。目下26連勝中のケーブル(ジェラルド・バトラー)は果たして初の30連勝を成し遂げるのか、片や、スレイヤーズ開発者にして若き億万長者キャッスル(マイケル・C・ホール)の真の狙いとは一体…というお話 (あらすじがやたら長くなってまじごめんなさい)。

RIMG3395.JPG昭和生まれにして『ゴールデン洋画劇場』育ちのおまえらにおかれましては、昔テレビでよく放送されていた『バトルランナー』というアメリカ映画を覚えておられますでしょうか。覚えてるわけねえだろ馬鹿野郎、ですよね。あいすいません。

『バトルランナー』とは、シュワルツェネッガー主演のSFアクションもので、囚人たちが生き残りをかけて様々な強敵たちと戦い、その様子をショーとしてみんなで楽しむ…みたいな映画。オレ、この『ゲーマー』のあらすじを読んだとき、どうしてもその映画を連想してしまって、なおかつ意外とそれが好きなもんだから、ああいうB級テイストだったら良いなあと期待してわざわざ前売り買って観てきたという次第です。

あと、ハリウッドの本田博太郎ことジョン・レグイザモ(過去ログ宣伝厨)と、アメドラ『デクスター』のデクスター役マイケル・C・ホールが出てるのもちょっと楽しみでした。これの監督が『アドレナリン』と同じ人たちだっていうのは観終わってから知った。まったく、俳優名や作品名を無駄に列挙するのは自称映画好きの悪い癖ですね。

ようやっと感想です。銃撃戦のシーンは戦争映画と見紛うばかりでなかなかの迫力ではあったものの、全体的にはストーリー含めて予想通りのB級感が漂い、しかしながらこの映画ではまさしくそれを期待していたので、たいへん満足でした。ドギツい映像や派手すぎる挿入曲、なにより生身の人間が死刑囚を操って実際にシューティングゲームをするなんて「よく考えるとそれ無理があるよね」という大筋、それらが渾然一体となってチープさを醸し出し、果ては定番のクライマックス。もうお腹いっぱいです。嫌味でもなんでもなく、ほんとにそういうアホ映画を(こ・の・と・き・は!)観たかったから、楽しかった。

ジョン"博太郎"レグイザモはやっぱり相変わらず「主人公の、(ウラがありそうな)ちょっと信用ならない味方」みたいな役柄で、登場・退場の仕方もいつも通り適当な感じ。これでこそレグイザモ。デクスターは最後のほうで服を脱いで、ドラマと同じようにムキムキなところを見せつけてたよ。

ところで、この日は東京・足立区の「アリオ西新井」というショッピングモールに入っているTOHOシネマズで観てきました。都内では4館のみの公開で、そのうち3つの映画館に行ったことがあり、「もしもポイントが貯まるユナイテッド・シネマ(としまえんor豊洲)で観たい映画が上映されていないときはなるべく行ったことがない映画館を訪れてみよう」キャンペーンがオレの中でここ数年のあいだ展開されているため、寒い中バイクで鼻水垂らしながら40分ぐらいかけてそのモールに突っ込んでみました。そしたら、うん、普通。とりたてて特徴があるような映画館ではなかった。シネコンだものね。

それよりも、いろんなところのショッピングモールに行くたびに感じる、モール特有の「スカスカ感」のようなものがこのときは特に強く感じました。ピカピカの構内、溢れる商品、にぎやかな家族連れの笑顔。なのに、モールを満たすこの痛烈な虚無感は何なのだろうか。はっ!! まさか、ショッピングモールのせいではなく、こちら側の受け取り方が…!? ピピピッ、ピピピッ。そろそろお時間のようです、この話題はまたこんど。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

麺納め&麺始めアイダホ食ったー ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。