10/4 - 10/10

■ 日曜の夕方、大人二人がギリギリすれ違うことができるぐらいの細い歩道を、小さな女の子を連れたお母さんが子供に合わせたゆっくりしたペースで歩いていたの。オレはそのあとを自転車で走っていて、「やばい! このままでは追いついてしまい、"オラ、どけや" みたいな嫌なオーラを自動的に発散してしまう! ただでさえキモい中年なのに!」と思い、10メートルぐらい離れたところをその二人と同じぐらいのスピードで、つまり絶対に追いつかないような速度を保っていたんです。車道に出られれば一番良いんだけど、そちらも身の危険を感じるレベルの狭さで。
ところがなんということでしょう、お母さんに気づかれてしまった。そして彼女はこちらに道を譲ろうと、申し訳無さそうに小走りになって足早に進んでいったのです。その道は建物とガードレールに挟まれているので一時避難的なスペースも無いんよ。彼女がこちらを振り向いたとき、オレは大きく手を送り出すように前の方に振って「どうぞどうぞ (ごゆっくり)」みたいなジェスチャーをしたんだけど、当方の不審者然としたルックスと相まってか全く通じていなかった…。
しょーもないことを長々と書いているとは思うものの、こういうのどうすれば正解なのかしらっていつもモヤモヤしてる。つまり、オレは歩道とは歩行者のものだから自転車は遠慮するべき側だと考えているのに対して、くだんのお母さんは子供連れという事情もあったのか、スピードの速い方を優先させようという考えだったということだよね。この基本認識のズレ。辛い。難しい。歩道において歩行者はもっと堂々としてええハズなんや。歩きスマホはもちろん死刑一択だけどネ。

■ 自分には子どもがいないから分からないけど、子どもと一緒に出歩いていると普段色んなところで気を遣わないといけないのかもしれなくて、前触れなくいきなり激昂するような中高年男性にも遭遇しているのかもしれなくて、そういった諸々の社会的事情のせいで恐縮しすぎてしまうクセがついてしまっているのかもしれなくて、そんな状況だと「道交法的にウンタラカンタラ」なんて理屈以前に目の前の人をいかに怒らせないかということが最優先事項になってしまうのかもしれなくて、もうそういうの息苦しくてお互い辛いからやめません？もっとのんびりいきません？みたいなことをその後に辿り着いた西友店内で少し考えてしまった。その日はニンジンが安かったです。

■ Netflixで『The Sinner -隠された理由-』シーズン１を観始めた。そんなに期待はしていなかったんだけど、『マインドハンター』っぽさが少しあって良いね。

■『デビアスなメイドたち』で(オレには)おなじみの俳優さんを発見。

■ Netflix『ビリオンズ』シーズン２より。『Weeds』で(オレには)おなじみのメアリー＝ルイーズ・パーカーを発見。Weedsは続きを観たいんだけど、Netflixでは消されちゃったんだね。残念。