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オーザックでしたぁっ! [映画やドラマ (アメリカ以外のやつ)]


亀は意外と速く泳ぐ デラックス版

亀は意外と速く泳ぐ デラックス版

2005年日本/監督:三木聡
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

夫が海外へ単身赴任中の主婦・片倉スズメ(上野樹里)は退屈な毎日をもてあましていた。ある日、偶然にも「スパイ募集」という指の先ほどの小さな広告を見つけ、興味本位で面接へ出かけることに。そこで出会った不思議な夫婦(岩松了、ふせえり)に採用を即決されたスズメ。気になる任務の内容は「できるだけ平凡に暮らせ」というものだったが…というお話。

えいが博士より「てめえ下らねえアメリカB級映画ばっかり借りてるヒマあったら早いとこ三木聡観ろや」と言われておりました。時を同じくして、別のえいが博士から「三木聡って知ってる?」とメールが入り、これはきっと何かの陰謀に違いないと気づいたものの、オレ一人の力では強大な組織に対抗できるわけもなく、言われるがままにこの映画を借りてみたわけです。

DVD裏のあらすじにあった(ような気がする)「ユルい」とか「脱力系」とかいう言葉が好きじゃないんで、あんまり期待はしてなかったです。そういうのってオシャレな人が楽しむものだと何となく思ってて。が、非オシャレな自分でもじゅうぶん面白かった。

ストーリーは、いちおうスパイ任務の本当の目的は何なのか…っていう謎解きがベースにはなっていると思うけど、いちばんの楽しみはたぶんそこではなくって、不思議な登場人物たちの個性豊かなキャラクター描写を味わうことにあるのかもしれない。その一つひとつが微妙に狂っていて可笑しいです。芸達者が揃ってて、わざとらしさをあんまり感じさせないところが良かった。
ほんで、何気ない日常にも気をつけてみればこんな楽しいことがあるかもよっていう、平凡賛歌(?)。全体として上手くまとまってたなぁと思う。

ただ、上述のように、ところどころに本筋とは関係ないシュールな笑いのようなものがわんさか入っていて、こういうのを受け付けない人も多いだろうなぁとも感じました。どっちかというと自分もそういうのがダメなタイプのはずだったんだけど、意外とすんなり入れたのは監督が上手いのか、自分が変わったのか…。たぶん前者だな、きっと。
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