SSブログ

太田順一さんの写真展 [アート的なアレ]

美人ナースにたっぷりヌイてもらった日の夕方、そのままバイクにまたがって、東京・銀座の銀座ニコンサロンに「太田順一写真展 父の日記」(現在は終了)を見に行ってきました。
このボンクラのことですから、もちろん太田順一っていう写真家さんは知らなかったんだけど、新聞でこの写真展の紹介記事を読んでから気になっていました。会期が2週間もなかったからちょっとあせった。なんとか見ることができて良かったです。

CA280717.jpg写真展の内容は、太田さんのお父さんが20年間にわたってつけていた日記をそのまま撮ったもの。奥さんを亡くしてからは一人暮らしで、最期は認知症を患い施設に入っていたそうです。

最初のほうの日記は、その日に起きたことを細かい字でびっしりと綴ってありました。今日は何時に起きたとか、どこを散歩したとか、何を食べたとか。たわいもないと言えばそれまでだけど、一人暮らしの寂しさをこらえているようでいたたまれない。そして、時が経つにつれて日記は少しずつ乱雑になっていき、最後はほとんど判読できない状態でした。ただ、その中でも走り書きのように「つらい」「(こんな自分が)情けない」と、なんべんも繰り返し書いてありました。
展示してあった日記(の写真)の中頃、亡くなった奥さんが夢に出てきたという日も。起きてから夢だったと気づいて寂しかった、というのを読んだらこっちが泣きそうになっちゃった。

自分のお父さんお母さんだけは、自分が小さかった頃の元気で若々しい姿のままだったら良いなって誰でも思う。けど、それは絶対にかなわないことだっていうのも、みんな分かってるんだよね。悲しいな。
父親の日記を読んで、太田さんはどう思ったのだろう。


ニコンプラザ銀座


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。