オールドマン観たさに

SIN - 凶気の果て - [DVD]

2003年アメリカ／監督：マイケル・スティーヴンス

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• メディア: DVD

ある事件の捜査中に片腕を負傷して引退した元刑事のエディ(ヴィング・レイムズ)は、妹が何者かによって襲われたとの知らせを受ける。謎めいた男(ゲイリー・オールドマン)による犯行は、しかし、恐るべき復讐劇の始まりに過ぎず…というお話。

DVDジャケットからしてＢ級臭がぷんぷんしているのですが、果たして、内容も間違いなく低レベルで大変につまらない作品でありました。その昔、深夜のテレビでやっているのをチラッと見かけて、「ほほー、ゲイリー・オールドマンとヴィング・レイムズが共演してる映画なんてあったんだー」と何気なく思ってから早数年、こないだビデオ屋の下のほうの棚で再会しちゃいました。超絶感動バイオレンス大作『トゥルー・ロマンス』のドレクセル役で(オレには)おなじみのオールドマンが今度はどんな演技してんのかっていうことに興味があって借りてみた。

たぶん監督が描きたかったのは、業(ごう)を抱える二人の男、その因縁の対決の行方は…!! みたいな感じの、ハードボイルド切なバイオレンスもの(?)なんだと思うんだけど、いかんせん、どこもかしこもスカスカで。いちいち脱力してしまう。
いちおう最後のほうでオールドマンの動機が明らかにはされるものの、それってひゃくぱー自業自得じゃーんとオレは全く共感を覚えられず、一方のヴィング・レイムズにしたって、ただぬぼーっとした優しそうな巨漢っつう感じで、どう見ても元敏腕デカに思えない。これがデンゼル・ワシントンらへんならまた違ったのかなあ。いや…それぐらいじゃ、この映画のダメさ加減は変えられないな。

タグ：SIN - 凶気の果て - マイケル・スティーヴンス ヴィング・レイムズ ゲイリー・オールドマン