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表題作もなかなか爽やかでした [読んだ本 / 好きな文章]


幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 文庫

前に読んだ『第四解剖室』の分冊…っていうの? すなわち、アメリカでは2002年に一冊の短編集として出版されたのが、ここ日本では2冊に分けられたってこと。おーわーかーりー?(なぜか怒ってる人)

この『幸運の~』には7つの話が収められているけど、「道路ウイルスは北に向かう」っていう、あんまり面白くなさそうなタイトルのついたホラーがずば抜けて面白かった! ガレージセールで偶然に手に入れた、とある「絵」にまつわる恐怖のお話で、特に斬新な展開を見せるわけでもないのに、その古典っぽさっちゅうかベタっぽさっちゅうか、いかにもありそうなホラーをちゃんとここまで描けるのは、やっぱキング先生っすなあと変に感心しちゃった。上述の『第四解剖室』と合わせた13編の中でいちばん気に入りました。ちょびっと残念なのは、冒頭にキング自身による短い解説があって、その中でネタバレ(と言えなくもないこと)を述べちゃっている点。たいした違いはないかもしれないけれど、できれば話の後にのっけてくれたら良かったのに。これから読むおまえらには、スティーヴンの前書きをぜひ後回しにすることをオススメします。
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コメント 2

よめ

面白そう。読んでみたい。
by よめ (2011-08-21 22:10) 

ビキ

駄作っぽいのもやっぱり入っているけど、「道路ウィルス~」はオススメです。
暇つぶしにドンゾー。

さいきんは寝る前に『しろばんば』をもう一度、少しずつ読んでます。
やっぱいいわー。
by ビキ (2011-08-23 01:56) 

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